2008-08

あぁ、サッポロは遠く儚く

塩ラーメン。

マルちゃんの塩ラーメンに

ひき肉とナスの味噌炒め(マグロののこり) と もずく(これもマグロの残り) 投入。

どっさりネギを散らし・・・






ネギ失敗だった。



生のネギ嫌いなんすよ。



火の入ったネギは好きなんですけどねぇ。



生の胃が焼けるやつキライ。



どっさり入れ過ぎてスープの熱では加熱しきれず。



ウッ、マズ・・・。








この数年はカップめんの時代でしたよ。

袋入り即席ラーメンにとって冬の時代でしたよ。

その間にばら売りをしなくなった。

5袋入り一パックでしか買えなくなりました。




今のごみ問題を考えると、再び袋めんの時代が来るかもと思うのです。





ちなみにワタクシは、お湯に麺を入れるのではなく、

鍋に水を入れた時点で麺を投入。

するとお湯が沸く頃には麺もほぐれている算段。

時間の短縮とガスの節約、いい事づくめだ、このヤロ〜。








塩ラーメンと言えば 2強ですよ。

マルちゃんとサッポロ一番の戦いですよ。




なのに…




あぁ、なのに…。




佐渡ではマルちゃんに軍配が上がってサッポロ一番塩ラーメンは売っていない。

問屋さんがサッポロ一番と言えば 味噌ラーメン。

塩ラーメン といえばマルちゃんだからと締め出し。


スーパーなんかでチェックしてもやっぱりサッポロ一番塩ラーメンは売っていない。






明星チャルメラの塩 置くくらいならサッポロ一番塩ラーメン置けよな〜、マッタク







まだまだのこりもの

昨日も今日もお昼御飯は

お庭で独りジンギスカン。



ジンギスカン




あ〜、ビール飲みてぇ・・・。




のこりもの

これは…

アワビとナスのトマト炒め。


冷飯入れて炒めなおした。





これもまたずいぶん贅沢な品だ…。





こんなに残っているとは…













マグロ恐るべし。


宴のあと

丁寧に作ったキジハタの吸いは…



腐ってた。




大将が一口、二口味を見て

「うまっ! これ金取れるよ! 食うのがもったいない。」

と言っていたが、やはり土鍋は蓋をしてあるだけに、

なかなかに皆の手が伸びない。

蓋を取っていれば虫が飛び込みそうだし、

やはり屋外での宴席には向いていない。








他は小さい皿に移しかえ冷蔵庫に入れておいたので無事でした。









米をとぐ。



土鍋に米を移す。

米と同量の水を入れ、冷蔵庫から取り出したのは

アワビの刺身で使った肝しょうゆを入れて炊き込みごはん。



炊き上がったら昨夜の肴の残り、



アワビと肝のにんにくバター炒めを投入してかき混ぜる。






こんな美味いもんがこんなに残っているとは・・・






マグロ恐るべし。


海の男達

長らく刺身をすいていない。

今宵、海の男たちが集う。

魚料理は刃物が命。

朝から包丁の砥ぎ出し。

指の腹で刃の付き具合を確認し

ギラリ と刃に映り込む自分の顔を見てニヤリと笑う。




そして買い物に出る。




ニンニク、しょうが、玉ねぎひき肉に牛乳、それから昆布。

それから一通り食っちまってもうちょいなんか欲しいね、

なんて時の為に ジンギスカン も買ってお会計。





店に戻る。

先ずは まーさんが送ってくれた 焼津名物 カツオのヘソ(心臓) を解凍。


土鍋に酒、水を入れ昆布を戻す。



先ずはジャガイモを柵切り。

油を加熱しフライドポテト。


その合間に玉ねぎをみじん切り、なすを乱切り。

にんにく・しょうが・鷹の爪で油に香りをつけ玉ねぎ・ひき肉・ナスを炒め味噌で味付け。


お化けのようなキュウリは塩もみして もろきゅう に。



解凍したカツオのヘソは塩やら酒やら、果ては牛乳に相談してまで臭み抜きをしたのちに

にんにくしょうがをきかせて炒めた。


土鍋の昆布は沸騰する直前に昆布を取り出し、

一夜干しにしたキジハタ2尾と刺身にしたキジハタの粗2尾分を入れて火にかけた。

仕上げにもずくと白髪ねぎを散らし完成。


そしてキジハタのお造り。


キジハタ


そして冷蔵庫から黒崎茶豆を出して一先ず、ワタクシの調理を終ようとした、その時だった。








会長! が佐渡沖本マグロの頭と右カマとおそらく背身の一番前の部分のブロックを持ってきた。




上記の準備もその後、海の民が持ってきたアワビ料理も




何もかもが気持ちいいほどにぶっ飛んだ。




記憶が正しければ、すきやばし次郎 がかつて触ったもので

最高のマグロは佐渡沖のものだった、

という発言があったはずだ。

しかし佐渡でのマグロはほぼ全量定置網。

下北半島・大間のような釣りはない。









その日、漁労長のラジオ体操を終えるとシモん〜す (会長!・殺し屋みっき〜・漁労長) は

船を出した… 知らんけも。

狙いは真鯛、そして南洋では万力と呼ばれる暴れん坊シイラ。






が、どこを回ってもシイラの姿は見えず。

海賊が出没する危険水域を避けて、一行は鯛狙いで海底をたたく。

そんな時だった。

海の仲間が 一里島でお祭りが始まっているよ と知らせてくれた。


すぐに道具を揚げ、一里島に向けて舵を切る会長!





ズダン ドダン …




ワラワラワラと湧き立つブリ祭りとは明らかに違う。

単発で派手に水柱を揚げているのはまぎれもない ブルーランナー の最高峰マグロ。

やたら横文字好きのルアーマンでも ツナ という日本人はいない。




しかしブルーランナーの中でも最速の速さを誇るマグロ。

追いつけない。

目の前で祭りが繰り広げられているのに手も足も出ない。

何とももどかしい。






高速で移動するマグロの鼻っ面に出なければ掛けられない。

船を動かそうとしたその時、



奇跡は起こった。





船の傍で祭りが始まった。




男達も湧き立った。




会長! も みっき〜 も吾を忘れて投げては耳から鼻から煙がたとうかと言うほどに巻き上げる。




そこにいるのは最早30を越したオヤジではない。

初恋の相手に想いを告げたいけれど、どうしたらいいのかわからない

湧き立つマグロを前にしてなす術がない もどかしい少年。




そんな気持ちをこれから迎えるであろう正真正銘の少年 漁労長 に

一里島の神様はほほ笑み、試練を与えた。




彼のまだ小さな手で 重いルアーを投げるのは指が切れるのではないかと言うほどに厳しい。

体こそ小さいが彼はもう立派な海の男。

目の前で繰り広げられる祭に手をたたいて喜んでいられるハズがない。

飛距離は出せなくても大物を目指して自分も参戦する。




着水と同時にしゃくりとられるように漁労長のルアーは海深く潜り

竿は ドスン と重い衝撃と同時に弧を描いた。




キターーーーーッ





まだ声変わりしない少年の雄叫びで

30を越した少年はオッサンに戻る。



体格の小さい漁労長の道具は大人が使うものより貧弱だ。

さらにシイラ狙いの PE2号ライン。

シイラとはケタ違いのマグロ相手には細すぎる上に

おそらくは200mも入っていない。


水深は60m。


下に潜ってくれればまだしも横走り。

リールはグリスが焼けて煙が出そうなほど糸を出している。

このままではほどなくして、糸は出尽くしラインは切れる。



吾に帰った 会長! は漁労長を前に出し みっき〜 に漁労長を支えろと指示を出すと

糸が出てゆく方向に舵を切りフルスロットルで追いかける。




糸が真下に潜り込む位置では船を停め、

走り出しては追いかける。



停まることを知らないブルランナーの王 マグロ。

容赦なく走り続ける。

いつしか水深は 90m の位置まで移動している。




いまはもう漁労長だけの戦いではない。


チーム シモ〜んす の団体戦。

とはいえ、竿を持ち替える事は許されない。

これは一里神様が漁労長に与えた試練だ。

そして海の男のお約束。



なにより無用な助太刀は一里神様の怒りにふれる。



それにそんなことに弱音を吐く漁労長ではない。

しかし、素手でリールを巻いている手は指の皮がむけそうなほど傷むはずだ。

グローブを差し出す。

糸が出ている間にグローブを装着。

しかしそのグローブは指出しで正直、大して意味を成さない。



さらにハプニングは起きた。

リールのガタつき。

強烈な引きでリールシートが緩んだ。

漁労長にリールシートを締めこめと指示を出すが、

必死の漁労長、締めこむどころか反対に緩める方に回してしまって

あわやリール落下の危機。




全員が息をつめて、そして水揚げを祈る。




揺れる船で踏ん張り続ける内ももは震えるほどに疲労し、

出続ける糸に終わりがあるのか、

釣りあげる事が出来るのか、

ここまでの踏ん張りもむなしく糸が切れてしまうのではないかという不安との戦いでもある。

少々、弱気な発言も出てくるのも仕方がない。



が、そのしんどさはマグロも同じだ。

いや、走りをやめた時は死を意味する、マグロの方が必死だ。

漁労長も、弱音を吐こうとも、

たとえ海に引きずり込まれても竿を離す男ではない。

その程度で慌てる育てられ方をしていない。

フローティングベストで自らをブイにしても仕留める覚悟だ。

漁労長とマグロの命がけのやり取り。





その山場を通り越し、マグロの足が弱ってきた。



攻防



もう少しだ。



とはいえ一進一退の攻防。



時間は一時間を越した。






青く染まった海の底から 白刃をひるがえしたように

ギラリ

と魚体が反射した。




ついにその姿を現した。




まだ気は抜けぬ。

バラす確率が最も高いのはランディングの時だ。

しかし、そこは百戦錬磨の シモ〜んす、再三承知。

漁師と違ってトドメを刺すモリも電気ショッカーもない。

あるのはその魚体を揚げるには明らかに小さすぎるタモのみ。


会長!が身を乗り出し頭から救い上げる。


簡単に船上に揚がる重さではない。


ここで逃すわけにはいかない。


全員がハラハラしながら真っ白な時間が流れる。






そして男たちの戦いは終わった。






キハダでもビンチョウでもない、まぎれもない佐渡沖本マグロが横たわっていた。







釣りあげた瞬間 漁労長は言った。


「やったー! やったー! お刺身食べられるかなぁ!!?」









一里神様の贈り物。









って感じだったのだろう・・・ しらんけも。


なんせワタクシは船に乗ってないし(笑


事実はこちらをご覧ください。
本間魚共 少年と海前篇
本間魚共 少年と海後編





記念撮影の後はすぐに血抜きだ。

エラと内臓を取り出し頭を落とし凱旋。

その状態で12kgのハカリが軽く振り切ったというから確実に15kg以上のシロモノ。



会長! は漁労長の勇姿をすぐさま奥方様に伝送した。




すぐに返事がきた。





「早くも世代交代ですか?」






大爆笑。





みっき〜が言った。

「一里島の祟りですか・・・?」



漁労長 「たたり? 風邪でも引くの?」




実は一里島沖でマグロを釣った人は悉くその後、病に倒れている。

誰が言ったか、いつしか釣り人の間ではそれを 「一里神の祟り」 と呼ぶようになった。



大人の我々はブラックな冗談と受け止めるけれど、

小学五年生の漁労長はマジビビり。



さぁ皆で盛大に厄落とし、供養祭をやらねばならぬ。






朝から砥ぎ澄ました 津軽よし久 先代作の柳刃が

吸い込まれるように赤身に入ってゆく。


今宵の斬鉄剣は一味違うぞ( ̄ー ̄)

マグロ





兜は二つに割って(と言っても大きさが大きさだけに割るのも一苦労)炭火焼。

兜


炭火が熱いので手は上にあってもこの大きさ。

さらに釣りであるが故の傷の少なさ、何と神々しい。


兜焼き







奇 「これ、しっかりレポートしてブツ持ちの写真添付すれば夏休みの自由研究で通るよ。」

太蘭 「よし、そのレポート俺が書いてやる! タイトルは少年と海だな。」



太蘭 「漁労長、あそこにいる女の子な、俺の孫だけど… ヨシッ、お前に嫁にやる。」

とまで言い出す始末。





何もかもがぶっ飛んだ。

アワビもキジハタもかすみ、ジンギスカンも出る幕はなかったけれど

漁労長の快挙に全員が満たされていた。






一人、また一人と帰路につき夜は更けていったのでありました。










いや、今年はすごかった・・・。








盆が終わったら反省会やり直しだべ(笑



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Author:きらくあん
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佐渡市金井新保乙1120
加藤酒造:金鶴金井蔵から最も近い酒屋
って言うか、屋根繋がってるしぃ〜。

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